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★ご挨拶★

“アートライフスタイルを実践し、
人間のあらゆる活動や営みを芸術的に”
 人は誰でも生まれながらにして表現者です。生活の場はもちろん職場でも、自分の芸術的センスを発揮し、各人の美意識をそこに反映させてきました。
 しかし、芸術的センスや美意識は、教えられるものではなく、自ら芸術創作活動を実践していく過程で身に付いていくものです。ですから、芸術的センスや美意識に磨きをかけようと思うなら、何らかの芸術分野において、創作活動を日常的に実践していることが不可欠です。
芸術に対する私たちの基本的な考え方
 そもそも、創作活動は、アカデミックな基準に合致しなければならないものではありませんし、画一的、絶対的、唯一のものでも、誰かからこうでなければならないと押しつけられたり、制限されたりするものでもありません。
 また、既成の作品の鑑賞能力を前提にするものでもありません。自分の感動や創作意欲を大事に、自由な発想で、創作を実践したらよいのです。
 これまでの、『芸術作品』を愛でる、芸術愛好スタイルから脱却し、日常生活の中に自分なりのアートライフスタイルを取り入れ、芸術を空気の如く身近なものとして楽しみ、豊かな人生を送ろうではありませんか。
私たちは、創作活動や芸術を日常に取り入れるために、
創作活動自体へのアドヴァイス、支援、発表の場を提供していこうとする団体です。
 絵画芸術の分野では、100年ほど前の写真の発明で、絵画のスタイルが一変し、更に強力な写真芸術の援護者となるコンピューターが出現し、絵画芸術との境界を脅かす存在となってきました。
 人々は、コンピューターによって、安価で、容易に、より芸術性の高い写真表現が可能となり、比較的高価で、ある程度の時間と空間を必要とする伝統的描画手法に拘らずとも、それに匹敵するような創作ができるようになってきました。
 音楽でも同様です。歌唱ソフトを駆使することで、従来できなかったような楽曲を、創作し発表できるようになってきています。
 ところで、作品の巧拙、上手いか下手かは明白なものでしょうか。キュービズムのピカソの作品を、ピカソだと思うからありがたいのではありませんか。棟方志功だと思ってみるから素晴らしいのではありませんか。
 レッテルを取り去って虚心に見るならば、あらゆる作品は等しい価値を持つにすぎません。
このような立場から、私たちは後に述べるような様々な活動を予定しています。
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